立川の歯医者「立川北デンタルオフィス」の症例・お知らせ一覧をご紹介するページです

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骨を造る!セミナー

オステオロジーその❸

小田師巳先生による「大規模GBRを回避するためのキーポイント〜ARPとピンを用いた吸収性メンブレンの応用」
抜歯後の変化として生じる体積の現象をコントロールする話。
ARPにおいて使用する移植材は、吸収スピードは遅いものが良い=Bio-0ss
近年のARPは、歯槽骨吸収抑制+抜歯窩外側性骨造成(GBR)も含む概念。

①解放創 減張切開なし
②閉鎖創 減張切開あり 量は変わらず、角化粘膜幅減少、MGJの歯冠側移動約4mm、疼痛+
➡️ARPにおいて閉鎖創にする必要はなく、減張切開はせずテンションフリー縫合

GBR成功のポイント(PASSの原則)には初期閉鎖が必要とあるが
①創の初期閉鎖 ②血管新生 ③スペースメイキング ④創部の安定
ARPには①が必要ないのは→環境が違う。GBRは歯槽骨外側、ARPは抜歯窩で血流が多く、3〜4壁性なので有利。

🥇抜歯即時や抜歯後2か月以内にインプラント埋入できると判断できる場合で、骨が充分でも、隣在歯と比較して歯肉退縮や裂開が起きてる場合は、軟組織造成目的のCTGやFGGが必要(6〜8w)

🥈抜歯後2か月以内にインプラント埋入できないと判断でした場合
❶欠損小(50%以下)移植材(Bio-0ss+自家骨)+自己組織(CTG、FGG)、Collagen Matrix(4〜6M)減張切開なしで開放創にて縫合➡️抜歯窩外側に硬組織造成し、大規模GBRを回避してインプラント埋入が可能!
❷欠損大(50%以上)移植材+非吸収性メンブレン +Pins(6M〜)大規模GBRは避けたい

❶の症例→抜歯時に、骨欠損の最深部(根尖部)までFLAPを開け、BioーGide+Pin固定。Bioーoss留置して、Bio-Gideを戻してテンションフリーで開放創にて閉創→6か月後、大規模GBRを回避してインプラント埋入。

⭐️GBR時における吸収性メンブレン固定の効果 Pinの重要性
GBR時に縫合だけでメンブレンをピン固定しないと、移植材だけでなく母床骨まで吸収することもある。移植材のポジションがずれ、ボリューム安定性が得られないからだと考えられる。
インプラント埋入時に、裂開した部分に、Bio-0ss+Bio-Gide+Pins+減張切開なしテンションフリー縫合➡️U字切開、Roll technic→大成功 唇側骨出来る!

Pinを打ち込む時は、すぐに打ち込むのではなく、ホルダーを回しながらピン先が落ち着くところを見つけて一気に打ち抜く。真っ直ぐでなく斜めに抜く。
Bio-Guideめくって、自家骨→その上にBio-0ssを置く。混合しても🆗
Bio-Guide戻して、ホールディングスーチャーとクロージングスーチャーで閉創➡️U字切開、Roll technic→大成功 フラットな骨面にも唇側骨出来る!

感染源が残りそうな時でも、ARPは低侵襲なので可及的に当日行う。
掻爬しきれない場合は適応外。多かったら骨面をタービンで削る。

小田先生の御講演は、知らない事沢山知れて楽しかったです!秋のハンズオンセミナーが待ち遠しいです。よろしくお願いします。

ドクターの皆様に質問です。PinはモリタのTAC Pinが良いですか?truFIXコンプリートフィクゼーションキットのが良いですか?お勧めの理由もあれば教えてください。ポリ乳酸のはTEIJINのですか?ポリ乳酸ので固定大丈夫なんですか?先端鋭利でなくて不安定では?と思ってました。

唇側はピン固定して、舌側は縫合だけで良いのですか?メンブレンが動かない事を望むなら、舌側も固定出来るならした方が良いのでは?と気になりました。

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監修者情報
監修者情報

櫻田 博雅 
立川北デンタルオフィス 院長

昭和大学大学歯学部を卒業し、その後都内歯科医院勤務を経て2011年に立川北デンタルオフィスを開業する。
「超保存型歯科医院」「救歯臨床」を掲げ、天然歯を残す可能性を日々研鑽し追及している。

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